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天丼 No.17 H.T | ||
すいません、げろ話です。 先日、風邪をひいたとき、次の日がちょうど休みだったので、翌日半日寝てから買い出しに出かけました。その折り、ここ石川県金沢市の近江町で「うまい店」として知られる『井のや』という店に入りました。私は前々から食べてみたいと思っていた天丼を食べました。(海老天丼といい、エビが16匹入っていた) 食後、胃が何となく重いと感じました。私はそこから家へ帰ったのですが、車で1時間という道のりをG線上を漂いながら運転しました。家に着いて30分。「ううっ、くっ、苦しい!」と思い、トイレへ。しかし、なかなかゲロが出ません。待ちきれず(?)指を喉に突っ込み、無理矢理出そうと試みたところ、出るわ出るわ天ぷらが。しかもエビは原形そのままで、尻尾も付いたまま。私は「ゲロを吐いた」という苦しさより、「天丼をそのまま出した」という苦しみに苛まれ、布団にくるまりました。 |
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雪解け No.140 Y.M | ||
大したことじゃないのですが、友人が先日、謝恩会に出席した折に、コップ一杯のビールを飲んだそうです。 |
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脳天気 No.2861 杉之原名人 | ||
大学のクラス別コンパ。2年生も後期になると堂々と酒が飲める年齢に達する者が多くなる。その日は駅前の老舗食堂の二階広間で久々の飲み会をするこになっていた。3年になると学科ごとにクラスメイトたちが散っていくので、最後のコンパというわけだ。1クラス60人で男女半々。盛大なものだった。 私は生来肝機能が弱いらしく、酒はあまり飲めない。顔が赤くならない代わりに青くなるタイプである。その日も幹事でもないのに、潰れた連中の世話係になんとなくなっていた。 店から全員が出たことを確認し、自分も帰路につこうとしたところ、歩道の花壇の縁に座り込んでいるクラスメイト1名を発見。首をダラリと下げ、ほとんど眠っている模様。横にはもう一人、シラフのM君が心配そうに立っていた。 「どうしたの?」 私がM君に声を掛けた。 「いやぁ、起きないんだよ。」 「すでに熟睡モード?」 「そうみたい・・・・」 これは困った事態である。と、突然、 「ゴッ!ゴボバベッ!ゴボゴボゴボゴボゴボゴボ・・・・・」 ものすごい寝ゲロである。当人がうなだれていたため、幸いにも衣服への付着は最小限に留まったが、その後の様子がおかしい。と同時に、それに気づいた食堂のおばちゃんが、おしぼりを持って駆けつけてくれた。 「ちょっ、ちょっと様子がおかしいわよ・・・」 当人のY君の意識が全く戻らないのである。ゲロを吐いた後も唾液をだらだら流している。顔を上げさせると白目を剥いている。さらにM君の証言。 「こいつ、ウイスキーのボトル抱えて、一人で空にしたらしいんだ・・・」 ・・・やばい。これはやばい。とても危険な臭いがする。追い打ちをかけるように、Y君がブクブクと泡を吹き始めたので、おばちゃんに救急車を呼んでもらった。 「はい、君たちも一緒に入って!」 当然の成り行きである。 「まずいねぇ・・・反応無いよ。」 最悪のシナリオに焦る私たち。 「たっ、助からないんですか?!!!」 詰め寄る私たち。 「いや、それはまだわからないけど、こりゃすぐに入院させんといかんわ。」 そう言うと、救急車は近くの大病院へ。Y君は救急処置室へ運ばれ、私たちは彼の家へ連絡するよう病院側から頼まれた。 「いやぁ〜、急性アル中で入院しちゃったよぉ。」 「もう大丈夫なの?」 私が尋ねた。 「うん。ただ、誰か二人に世話してもらったらしいんだけど、それがわかんないんだよなぁ〜」 脳天気に喋るにY君にちょっとカチンと来た私。当分の間悩んでもらうため、「それは俺とMだ!」とは言わず、 「そうなんだぁ、誰だろうなぁ・・・・」 としらばっくれてやったのである。もちろんM君も賛同してくれた。 「にしても、なんだよう。お前も人が悪いなぁ・・・・」 って、悪くもなるわいっ!!!ボケッ!! |
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