PC9801版アマランスにはいくつもの隠し機能が存在しています。中でも比較的マニアックなのが「３ポイントエルインモード」です。その名の通り、３カ所のセーブポイントが可能になるというありがたいものです。セーブ箇所が一カ所しかないというアマランスにとって、プレイヤーのストレスを大きく低減してくれます。「隠しで付けるくらいだったら最初からサポートしてくれれば良かったのに・・・」 多くの方々からご指摘をいただきました。もちろん社内でも同様の意見が多勢でした。しかし、「時間を記憶できるのは１カ所のみ」というシナリオ上の大原則を壊してしまうことにもなります。事実、この原則が崩れると成立しないイベントなどもあり、原作者のこだわりが通らなくなってしまいます。そこで折衷案として採られたのが「隠し機能で３カ所だけ付ける」というものだったのです。
実際にはアマランス for Windows で実証されたように、複数箇所でセーブできても「おかしいのでは？」というご意見はありません。ユーザはプレイにプラスになることに関して悪い印象は持ちません。でも、それでも、シナリオを優先させたいというこだわりがアマランスにはあったのです。自己満足以外の何物でもないのですが、それが見えないパワーとなって、アマランスをヒット作品に押し上げたのではないかとも思います。
さて、問題の「３ポイントエルインモード」の実現方法ですが、ディスクA内のセーブデータファイル"GAME.DAT"の、先頭から51Hバイト目（十進数で81バイト目）の１バイトを"00"から"01"に変更するだけ(?)です。バイナリエディタなどで変更してください。次回起動時より、エル・インを使用すると、３つのセーブポイントが選択できるようになっているはずです。
PC9801版アマランスにはいくつもの隠し機能が存在しています。中でも比較的マニアックなのが「３ポイントエルインモード」です。その名の通り、３カ所のセーブポイントが可能になるというありがたいものです。セーブ箇所が一カ所しかないというアマランスにとって、プレイヤーのストレスを大きく低減してくれます。「隠しで付けるくらいだったら最初からサポートしてくれれば良かったのに・・・」 多くの方々からご指摘をいただきました。もちろん社内でも同様の意見が多勢でした。しかし、「時間を記憶できるのは１カ所のみ」というシナリオ上の大原則を壊してしまうことにもなります。事実、この原則が崩れると成立しないイベントなどもあり、原作者のこだわりが通らなくなってしまいます。そこで折衷案として採られたのが「隠し機能で３カ所だけ付ける」というものだったのです。