ケシュトナーの知らせを受け、急いでお城に帰って来てはみたものの、時すでに遅し。王は死去した後でした。泣き崩れるステインローゼを沈痛な面持ちで見つめるリアンとディン。さすがのディルタイもマイッているようです。王を蘇生させるには、これから死体が腐らないうちにナーの実を取ってこなければなりません。まぁ、心労がたたって急死したようなので、今回に限って特別に(?)生き返らせることになります。
王の蘇生に成功した後、初めてステインローゼはリアンを自分の部屋に招き入れます。 ステインローゼはリアンの記憶が大方戻ったことを感じ取っています。リアンもこのとき、思い出した自分の過去のこと(といっても一つ前の世界まで)を彼女に素直に伝えます。そしてステインローゼの告白。当然リアンもそれを受け入れ、二人ははじめて二人だけの夜をベッドの上で過ごします。実はこれが「大当たり」となり、アマランス2に繋がっていくわけです。
カーオス左門の権、ドラートツィーエルに自らの生命力をぶつけたディン。甲斐あって敵は消滅したのですが、ディンも虫の息です。ディンは最期の息で自分がエルフではなく、アマランスの精であることを明かします。また、冷め切ったリアンの心を戻すためにも肉体の死を選びます。それを受け、リアンも敢えてツァイ・ツを唱えません。
ディンの自爆死を目の当たりにして、さすがに驚きと落胆の色を隠せないリアンとグスタフ。しかしこれを機に、リアンの心は暖かみを取り戻していきます。プレイ中の各キャラのステータスエリアにあるGLというパラメータが心の暖かみ、「愛」を示しています。50が最大値です。
フォーライレンのスムン城内の塔(5階建て)の屋上にて。デルフゲストでの記憶を取り戻したリアンとステインローゼ。鎧を着けていないのはこの世界ではガイストがいないため。必須イベントではないので、見ていない人もいるはず。
リアンの持つ魔劔グランバスターにより、生命力を失った皇魔ベゼドゥフト。以前は持つ者の命をも吸い取っていたグランバスターですが、デルフゲストのフォーライレンでリアンの妻ドリンダの慈愛の思念をまとって以来、持つ者、つまりリアンの生命力を吸い取らなくなっているのです。ドリンダが塔から身を投げた理由のひとつがここにあります。それを知らないベゼドゥフトにリアンが負けるわけがないわけで、実は勝負の決着は最初からついていたのかもしれません。恐るべし、グランバスター! しかし、ベゼドゥフトもただでは消滅しません。自らが消滅する前に、彼のナハフォルゲル(つまり「後継者」)を残していきます。これがアマランス2での敵、ベゼフィグルというわけです。そしてそれを追い、リアンは再びこの地を訪れることになるのです。続きはアマランス2で。